Kaburakko's Diary   ~イギリス大学院編~

純ジャパ女子が、英国の北部の治安のあまりよろしくない町で、大学院留学しながら日々奮闘するおはなし。

イギリスでの就活体験記。

 

就活もひと段落したので、海外での就活(イギリス大学院に通う人向け)の方法について少しまとめてみようと思います!

少し長くなりそうなので、続きは追記に!

 

2015年12月卒業の2016年4月入社希望だったので、全体的に少し早めのスケジュールかもですが…(・・;)

 

≪タイムライン≫

 

2014年10~11月? 授業期間真っ最中のため、ボストンキャリアフォーラムの参加を断念(①)

12月 クリスマス休暇に合わせて一時帰国し、東京ウィンターキャリアフォーラムに参加(②)→ ここで1社内々定をもらう

 

2015年4月頃 ロンドンキャリアフォーラムに、第一志望群の会社のうち1社来ることを知り、プレエントリーするも…(③)

5月末 ロンドンキャリアフォーラムに参加(④)→ ここで内々定をもらい就活を終わりにすることを決める

現在 イギリスで修士論文と格闘中

 

※ 人によっては、6月にロンドンで開催されたジョブバルや、6月の一時帰国組は東京でのサマーキャリアフォーラムに参加していたようです!

 

① ボストンキャリアフォーラム(10~11月頃@アメリカ)

たぶん留学生・バイリンガルを対象としたキャリアフォーラムの中では、かなり規模も大きく、外資系はもちろん日系大手の会社も参加するイベント!

ただしイギリスにいる人は、Semester1の真っ最中ということもあり、事前準備や参加がかなり難しいので、わたしの場合は参加を見送りました。

 

② 東京ウィンターキャリアフォーラム(12月中旬@東京)

イギリスだとSemester1の授業が終わるとクリスマス休暇があり、わたしはエッセイのみで試験期間に試験がない課程だったので、約1か月間休暇をとることができました。

このころに志望業界は2~3つに絞っていたので、プレエントリーをし、イギリスでのSkype面接などを経て、東京ウィンターで2次面接からスタートしました。

結果、希望していた業界の企業から、1社内々定をいただき、なんとか内定ナシ状態は回避することに成功。笑

 

③ ロンドンキャリアフォーラムのプレエントリー後…(4月後半頃)

第一志望の企業が、ロンドンでのキャリアフォーラムに来ると知り、参加登録をして、その企業にも早速プレエントリーを済ませ。

4月中旬に授業ベースの講義が終わり、みんなで旅行に行ったり、家に帰る人もいたり。

わたしも例にもれず、イギリスの家を長期であけていたのですが、メールをチェックしても返信がないので、「選考落ちたかなー…」なんて思いつつ、5月中旬に家に戻ると。

なんと、プレエントリーした人向けに、郵送で「Walk-inではなく、面接からスタートしていただくために」みたいな案内が届いてて。

しかもその期限が切れてしまってたので、まさかの第一志望をWalk-inから受けなければいけない事態に。

(※ Walk-inとは、当日に履歴書を持ち込んで、その場で選考を行ってもらえるシステム。当日受け付けてもらえる数には限りがあるし、そこを突破するための倍率も当然高い)

キャリアフォーラム当日の案内や面接のアポは、ふつうはメールで届くけれども、時にはこうして郵送でくることもあるので要注意です…(・・;)

 

④ ロンドンキャリアフォーラム(5月末)

週末の2日間(土・日)開催ということで、金曜夜に夜行バスでBradfordを経ち、土曜朝6時に到着し、綺麗めの有料トイレでスーツに着替え会場に向かい、いざスタート!

そまずはスタートと同時に、その第一志望のところへWalk-inを出しにいく。

20社弱の参加だったけれど、第一志望の業界の会社が比較的多くて、とにかく空いている時間は説明会やらWalk-inやらをしつつ過ごす。

 

≪1次面接≫

1日目の午後、1次面接を受けることになりブースで人事部の方と面接。

聞かれたことは自己紹介や志望動機というベーシックな内容で、なんと面接後にその場で「2次面接のお知らせ」をもらう。

隣で面接していた子は、わたしよりもずっと海外経験長くて、わたしと同じように体育会での経験アリな子だったけれども、あまり業界研究をしていなかったのか突っ込まれて苦しそうでした。

なので、その人の現在のスペックではなく、あくまでその業界・企業が第一志望なのかどうか、というところを見られていた気がします。

 

≪2次面接≫

2次面接は日曜日の午後で、その前に特に面接もなかったので、ロンドンのパディントン近辺にあるホテルのチェックアウト時間まで滞在し、ゆっくり会場入り。

そこで同じ大学の子に出会い、面接前に「あの会社は確かディナー選考あるって友達から聞いたよ」という恐ろしい事実を知る。笑

「え、昨晩のディナーに声かけられてないってことは、もしかして…」という嫌な予感を抱きつつ、いざ2次面接へ。

ここからはボックス状の面接ブースなので、昨日みたいに隣の人の声が聞こえてくることもなく。

実際に前線で働いている人との面接で、自己紹介の後に、前回よりは具体的な質問をいくつか投げかけられる。

すごく感じのよい人で、リラックスして面接を進めていた最中、「じゃあ簡単なケース面接してみようか」といわれ、内心パニックに。笑

テーマは「(その会社名)に対する提案をしてください」

応募した職種はいわゆる戦略コンサルタントではなかったので、そこまでケース面接の対策もしていなかった私は、その会社(業界)の現状の問題点を上げ、提案の5W1Hを述べた後、推定で出した数値を用いて、ざっと中長期的な展望をなんとかプレゼンする。

正直その会社も業界もかなり志望度が高かったので、パッとその会社の要改善点をあげるのはかなり難しかったけれども、その内容が予想に反してその場で高評価をもらう(!)。

そこでも3次面接のお知らせをその場でもらい、1時間半後に面接を受けることに。

2次面接では、「その人と一緒に仕事をしたいかどうか」というところが大きな判断基準だったような印象を受けました。

 

≪3次面接≫

いよいよ3次面接。

ブースに入ると、落ち着いた感じの社員さんが座っていて。

なんかすごくプレッシャーを感じる気がするまま、面接スタート。

今までの人たちとは違って私の返答へのリアクションは薄く、鋭い質問が何個か飛ンできて、ひやひやしつつも、なんとか論理的に筋が通るように答えを返していく。

そして今までで一番つらい面接が終わり、恒例の逆質問タイム。

単純にその人の素性が気になったので、「差し支えなければお名前と、普段どんなお仕事をしていらっしゃるのかお伺いしてもよろしいでしょうか…?」と恐る恐る聞いてみたりしつつ、何個か質問をして面接は終了。

するとその直後にフィードバックをもらい、かなり厳しい内容。

「あ…これは終わったかな…」と思いながらも、今回の選考の結果をいつまでには知らせるという紙をもらう。

が、なんとその後もう1枚、別紙が机の上に出てきて、「懇親会のお知らせ」というタイトル。

「もし時間さえ都合がつけば、ディナーでも食べながらもう少し話を聞きたい」ということで、通称ディナー選考へ。

ただディナーに出ると帰りの予約した夜行バスに間に合わなかったので、その時間を変更して参加することにし、無事その後に内々定をいただくことができました。

 

あとからわかったことだけれども、最後の面接官は役員の方で、通りで威圧感とかプレッシャーがすごかったのだなあと納得。

こんな感じでかなり短期決戦な就職活動だったけれど、無事に第一志望の会社にいけることになったので、今は修士論文にどっぷり専念しています。笑

 

長くなってしまいましたが、さいごに。

外資系でなく日系企業を希望する人は、やはり夏期に一時帰国するか、修論を書き終えた後のボストンキャリアフォーラムに賭けている人が多かったので、上記の内容はあまり参考にならないかもしれません(・・;)